どこの病院でもクリニックでも、感染対策マニュアルといったものや感染対策委員会というものが設けられています。それは、感染というものが目に見えない細菌やウィルスによって引き起こされるものだからです。

病院では、高齢者や小児も年齢関係なく来院・入院しています。また、治療により抵抗力の下がっている人も少なくありません。そのような患者は、通常の人に比べて感染のリスクが高いのです。いったん感染症を起こしてしまうと治療をすること自体が難しい場合もあり、命の危険にさらされてしまいます。そのようなリスクを防ぐためにも、病院では看護師が常に意識をして感染予防をすることが重要なのです。

では感染予防とは具体的にどのようなことでしょうか。私たちの周りには、常に細菌やウィルスが存在しています。病院ももちろん例外ではありません。ただそれが体に大きな影響を与えるかどうかが問題となります。看護師は、知らず知らずのうちにその細菌やウィルスを別の場所や人へ持ち運んでしまい、感染の媒体になってしまうことも少なくありません。

そのようなことを常に意識して、一人の患者にかかわるときにはマスクを着用する、また処置が終了すれば必ず正しい手荒い方法で清潔にするといったことが求められるのです。感染というのは一度広がると、広がりを抑え込むことは容易ではないので、感染予防をすることが一番の対策になります。そして、感染対策には限度がありません。そのため、看護師は定められた感染対策予防のマニュアルを厳守し、感染予防に対する意識を持つことがとても重要になります。